このたび、金融テクノロジーを中核とする大手金融サービスグループ「D Prime」は、2026年2月の取引量レポートを発表しました。
データ概要
- 総取引量:1,231.6億USD(前月比 -36.51% )
- 人気銘柄:XAU/USD、XCU/USD、EUR/USD、GBP/USD、US30
- 取引量増加額最大:XCU/USD (約13.22億USD増)
- 伸び率最大:XBR/USD ( +897.38% )
市場動向

レポートによると、D Prime の2026年2月の総取引量は約1,231.6億USDで、前月比 36.51%減少でした。日次平均取引量(ADV)は43.99億USDで、前月比 29.71%減となっています。
2月の国際金融市場は、1月と比べてやや落ち着いた動きとなりました。主要資産はそれまでの大きな変動から段階的なレンジ相場へ移行し、市場心理も慎重姿勢へ。これに伴い、取引参加の勢いもやや鈍化し、プラットフォーム全体の取引量も前月より縮小する結果となりました。
このような市場環境の中、XAU/USDは、1月の大幅な急騰・急落局面から一転し、2月は比較的落ち着いたレンジ相場となりました。
ゴールド価格は2月上旬に一時 5,000USD/ozを上回る場面もありましたが、米連邦準備制度理事会(FRB)の1月FOMC議事要旨がタカ派的な姿勢を示したことや、ケビン・ウォーシュ氏の指名を受けた政策見通しへの思惑などを背景に、ゴールド価格は徐々に下落圧力を受け、月内では 1oz=4,400USD付近まで下落しました。
1月ほどの大きな値動きは見られなかったものの、安全資産としての魅力と取引機会の多さから、ゴールドは引き続き当月の主要取引銘柄の一つとなりました。

人気銘柄を見ると、XAU/USD、XCU/USD、EUR/USD、GBP/USD、US30 が取引量上位5銘柄となり、安全資産、工業用金属、主要通貨ペア、株価指数といった主要資産が依然として投資家の主要な取引対象であることが示されています。
特に、XCU/USDは当月で取引量の増加額が最も大きい銘柄となり、約13.22億USDの増加を記録しました。これには、世界の銅市場で続く供給面の不透明感に加え、エネルギー分野やAI関連需要の強さが価格変動を促し、短期的な取引機会が増加したことが背景と考えられます。
中でも、XBR/USDの取引量は 897.38%の大幅な増加を記録し、当月で最も増加率の高い銘柄となりました。
この動きは、中東における地政学的緊張の高まりやOPEC+の減産延長決定、さらに世界的なエネルギー輸送コストの上昇などがあります。加えて、1月の取引量が比較的少なかったこと(低ベース効果)もあり、増加率を大きく押し上げた要因と考えられます。
総じて、2026年2月の取引量が前月比で減少した背景には、市場の過熱感が落ち着き、主要資産のレンジ相場への移行、そして前月の高いボラティリティの反動といった複数の要因が重なったことが挙げられます。
3月に入ると、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)の3月FOMC会合、ケビン・ウォーシュ氏の指名承認の進展、さらに世界の地政学情勢に注目が集まる見込みです。これらの要因により、主要資産の価格動向にも新たな局面を迎える可能性があります。
国際的な金融サービスグループとして、D Primeは取引量において引き続き堅調なパフォーマンスを示しています。今後もグローバルな金融テクノロジーと金融エコシステムの構築を進め
皆様に一歩先の投資環境を提供してまいります。
